未来に胸を張れる家 ブレインホーム

間違った家づくり(続)

投稿日:2018年04月11日

クアトロ断熱の開発 〜誕生エピソード〜

クアトロ断熱は、意図的に開発したわけではなく、
いわば不幸中の幸いから生まれた工法です。

住医学研究会では、何度も断熱の進化をし続けています。私が最初に開発したのはダブル断熱でした。
時代と逆行していると言われようが、メーカーや国という権力に逆らおうが、人が本当に幸せになる家をつくろうとの想いから、まず、機械に頼らないダブル断熱を開発したのです。
「ダブル断熱」を開発したときには、もうこれ以上の工法は開発することはできない、最高の断熱工法だろうと自負していました。しかし温暖化の影響か、ダブル断熱の家でも夏の夜に寝苦しいと感じる日々が増えて行き、これが私の心に火をつけました。そこで「熱」というものに対して猛勉強をはじめたところ、ダブル断熱に一つだけ足りない「遮熱」に気がついたのです。
そこで、ダブル断熱に「遮熱」を加えて、内断熱+外断熱+遮熱としたのが、「トリプル断熱」です。
ここで一つ、問題が浮上します。トリプル断熱で使用していたのは、「レビスタンプ」というスペイン漆喰だったのですが、100%自然素材だと思っていたところ、なんと樹脂が4%も含まれていたのです。外壁であれば、多少の樹脂が含まれていても外部ということで健康上の問題はないのですが、内部に使用するのは、微量であれ、やはり人体に悪影響を与えます。たとえVOCを消す効果のある生体エネルギー資材を使用しようとも、減少するだけで、「0」にはならないという検証データもあります。また、漆喰に樹脂が5%以上含まれると、調湿効果がまったくと言っていいほどなくなります。健康被害の可能性があるという事実を知ってしまった以上は、住医学研究会の推奨する住宅に使用するわけにはいきません。そこで、原料100%漆喰の「モルセムダー」を採用することにしたのです。
ここで大きな発見がありました。モルセムダーというスペイン漆喰には、樹脂が入ってないので、健康面や劣化の問題が解決できたのは言うまでもありませんが、実は、断熱効果にも優れた材料だったのです。樹脂が含まれていないので、空気層が多く、より多孔質であり、透湿効果にも優れていることが実験により判明したのです。
私の家は、2階部分に同じ形の部屋が3つ並んでいます。そのうちのひと部屋のみ、実験のために以前のレビスタンプのまま残し、あとの2部屋を塗り替えました。そこで、従来の部屋と塗り替えをしたモルセムダーの部屋との温度・湿度を比較してみたところ、モルセムダーに塗り替えた部屋は、レビスタンプと比べて気温は同じなのですが、湿度に際立った変化がありました。モルセムダーの部屋のほうが、冬は平均2%ほど湿度が高く、夏は3%ほど湿度が低くなったのです。この漆喰にはゴム系のアクリル膜で覆われていない無数の空洞があり(多孔質)、そこに空気を溜めることで、木と同じように蓄熱し、それにより断熱効果が上がり、透湿性も上がったと考えられるのです。すなわち、モルセムダーの漆喰は、以前のレビスタンプと比較して断熱効果が優れていることが証明されたのです。蓄熱効果の高いセルロースファイバーにも、多大なる効果をもたらしたことはいうまでもありません。

その結果、それまでの遮熱・断熱・調湿のトリプルに 透湿が加わった「クアトロ断熱」が誕生したのです

この「クアトロ断熱」のQ値(熱損失係数)を計算してみたところ、実に1.6という数値が出ました(一般的なハウスメーカーでは3前後です)。それも、その計算式には、外壁の遮熱とセルロースファイバーの調湿、蓄熱は含まれていません。もし、これらを含めて計算すれば、断熱係数1前後の数値になると予想されます。数値「1」といえば、断熱大国ドイツの住宅レベルです。
ただし、ドイツの住宅の壁の断熱の厚みは50cmもあり、床下においては80cmもあります。「クアトロ断熱」は、壁厚は従来通りでありながら、こうした工法を同じ効果があると考えられる、まさに奇跡の断熱工法となったのです。

こうして皮肉にも、けがの功名から生まれた 奇跡の断熱工法なのです。

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「0宣言の家」では、さらに、電磁波の力を借りて、カビだけでなく、ホコリや嫌なにおいを寄せつけない「生体エネルギー」という技術を使っています。
電磁波といっても、携帯電話やレントゲンに使われるような体にとってマイナスな電磁波ではありません。地球の自然界にもともと存在するテラヘルツ波によく似た、非常に細かい振動数を持つ電磁波を壁・床・天井から放射させているのです。
テラヘルツ波は、医療界でも注目の的ですが、体内に取り込むことで、荒れた振動が元へ戻り、健康を促進すると言われています。室内で言えば、活性酸素がつくられないよう、酸素と様々な物質から揮発される悪い空気を引き離し、純粋な酸素を保つのです。VOCの値も当然下がります。また、静電気が発生しにくくなったり、生ゴミやペットのにおいがしなくなったりするのです。
「この家に住み始めてから風邪を引きにくくなった」「インフルエンザが感染しにくくなった」という話をよく聞きますが、これも悪性ウイルスが空気中で引き離され、分解されることから起きる現象ではないかと思います。

空気がきれいになり、それにより自然治癒力も上がり、 家に住むだけで健康になれる、というのが私の目標であり 願いでもありましたが
澤田升男 氏
澤田 升男 氏

1963年、岐阜県生まれ。自然素材住宅やオリジナル断熱工法を提供する会社を
設立し、会員工務店800社を育て、建築界の風雲児と呼ばれる。現在は建築コンサ
ルタントとして後進の指導に当たりながら、「本物の家づくり」を啓蒙する講演活動や
執筆を行っている。

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2018年4月11日 投稿|     
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