いい香り、優しい手触り、木の肌の美しさや艶、足の裏の感触が柔らかい、音の響きがいい・・など、本物の木には、人の五感を癒す作用があります。「本物」とわざわざつけなければならないのは、最近は「本物でない木」、木を材料とした「木質系」の工業製品ででできた家も多いからです。木をスライスして化学糊で貼り合わせた「集成材」や「合板」は、ひとつひとつにクセのある木材と比べて均質で扱いやすいものとして工業化社会に受け入れられました。しかし、「木質系」の材料で作った家は、本物の木で作った家の良さには、とても及びません。
工業製品としての木質系材料に対し、本物の木は「無垢材」と呼ばれます。BRAIN HOMEでは「無垢材」で家を作り、これまでに家づくりをさせていただいた建て主さんからは「木の家にしてよかった」「家に帰るとほっとする」「年月が経つほどに愛着が深まっていく」とのお言葉と、モデルハウスの見学にお連れした方には「木の香りがしますね」「ぬくもりを感じます」との感想をいただきます。これは「木そのものの良さ」に負うところが多く、「本物の木が持っている良さを引き出す」のが、木を扱うプロとしての、使命だと思っています。