30年以内発生確率「70~80%」に
投稿日:2018年06月11日
南海トラフ巨大地震は1410兆円 被害額推計
土木学会は7日、巨大地震や高潮、洪水による被害額の試算を公表した。
地震とそれに伴う津波は発生から20年にわたる被害を累計し、南海トラフ巨大地震は 1410兆円!
首都直下地震は778兆円と見積もった。
政府の想定を基に、長期にわたる国内総生産(GDP)の落ち込みを阪神大震災の経過を参考に推計。
従来の政府の試算を大幅に上回る規模となった。
高潮と洪水は東京、大阪、名古屋の3大都市圏ごとに試算し、
首都圏や大阪では14カ月で最大100兆円を超える被害が出ると算出した。
一方、公共インフラ整備を進めることで、
これらの被害を最大6割軽減できると推計。政府・与党が推進する国土強靱
(きょうじん)化計画をさらに強化するよう提言した。
大震災で倒壊しなかった我々の工法
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震で被災した地域に建っていた
「0宣言の家」は、1棟も倒壊しなかった。それどころかほとんどが無被害で難を逃れた。
では、「0宣言の家」のどのようなところが、優れた耐震性能を実現させているのだろうか。
まず重視している1つに基礎がある。「ベタ基礎(シングル配筋)」
を標準仕様とし、建物を1枚の大きなコンクリートの板で受け止めることで地盤に対して家自体の荷重を均等にかけ、
不同沈下の心配を軽減。また、通常のコンクリートの設計基準強度が210~270㎏に対して、
「0宣言の家」では独自の施工技術により400㎏以上を実現している。
地盤改良も必要に応じて行っているので、それぞれの土地で安心できる施工方法をプロの目線から提案している。
次に構造だ。地震や風による外からの力に強い家を考えた結果、伝統的な在来木造軸組み工法と耐震面に強みを持つ2×4(ツーバイフォー)壁工法の2つを合わせたハイブリット工法を採用。土台、柱、で組み上げる在来木造軸組み工法でしっかりと木造構造にした後、筋交いは施工せず、2×4の強さを得るために構造材の外側を耐力壁としてパネルで張り詰め、なおかつ必要とする部分に筋交いを施工。こうして地震に強い構造が完成する。
構造材は無垢材を適材適所に使用。柱には圧縮強度の強いヒノキやスギ、梁には曲げ強度およびせん断強度の高いマツ材といった具合に見極め、材一つ一つを取ってもより地震に強い家づくりの一助となるように、妥協せずに取り組んでいる。
その他にも、外壁に注目してみると、震災後に被害が多いとされている外壁材・サイディングは1枚約17~20㎏/㎡の重量があり、家1軒(外壁面積を200㎡とする)に換算すると約3500~4000㎏もの重さが外壁としてぶら下がっていることになる。それに対して「0宣言の家」1軒分の外壁の重量の合計は約900㎏。サイディングの家の約1/4の軽さということになり、家自体の重量が地震の揺れに対する倒壊に大きく影響することが分かる。
住宅の施工方法はさまざまあり、基礎や構造、使用する建材など何か1つをハイスペックにすれば良い分けではなく、家全体のバランスが大切。安全性と予算をしっかりと見極めて選択していくことも、施工業者に求められるノウハウの一つだ。
また、木造2階建て住宅では義務づけられていない「構造計算」をお客様の要望により実施。構造計算することで、数値に裏付けされた適切な施工が行われると同時に、明確な信頼と安心感を得ることができる。
構造
ハイブリット工法で施工。構造が完成した段階で第三者による中間検査。柱や梁などの構造体から耐力壁(筋交い等)の配置、設計通りに金物が使用されているかを確認する
基礎
地面からの湿気上昇を防ぐための防水シートを張り、その上から背筋を設置。施工後は第三者機関による背筋検査が行われ、仕様通りの鉄筋がきちんと背筋されているかどうかを確認する。それが終わればベタ基礎を施工
地盤改良・地盤調査
地盤調査とは、その土地が家の重さに耐えられるものかを調査します。家そのものは、相当な重さがあるので、軟弱な地盤にそのまま家を建てると、不同沈下してしまう恐れがあります。
一度傾いてしまった家を復旧するのは、とてつもなく費用がかかるだけでなく、一時住めなくなってしまうこともあります。
新しい分譲地などで家を検討されている方は、特に注意が必要です。また、山を切り崩したような土地であっても山を切り崩しただけでなく、土を一部盛ることもありますので、安心は出来ません。
0宣言の家では、もし軟弱な地盤だった場合は、その土地にあった適正な地盤対策をご提案させていただいております。
地震・液状化・軟弱地盤から建物を守る スーパージオ工法®
0宣言の家で使用する遮熱シートは厚さ0.17mmと極薄ながら破れ難く、放射熱を97%反射するアルミ遮熱シートです。アルミニウム純度が高く(99.45%)、素材自体の劣化がなく、経年変化に強い特性を持っています。柔軟性・耐水性にも優れています。
スーパージオ工法®の優れた特徴
1.地震対策ができる
地面と家の間にあるスーパージオ材が緩衝材の働きをし、激しい地震の揺れを優しい揺れに変えます。
2.液状化対策ができる
地震時、スーパージオ材の中に水のみを一時的に取り入れて、地表への噴出を防止。地震がおさまると土は安定状態に戻ろうと働くため、スーパージオ材内の水は土中に戻り、通常状態で安定。液状化が起きた時にも、地盤の安定性を保ちます。
3.どのような土地にも設置できる
他の地盤補強工法では、地盤がゆるく柔らかい「軟弱地盤」の地震対策は困難でした。スーパージオ工法®なら、軽くて丈夫で、しかも設置も簡単な「スーパージオ材」を使うため、手作業で設置可能。その土地に合わせた柔軟な対策が可能です。
さらに、スーパージオ工法®は、ほかの地盤補強には無い、
最大1億円保証の、10年の免震保証付き。
(10年単位で更新可能)
また、不同沈下に対する地盤保証や、地震時、液状化被害により、
不同沈下した建物の損害を保証する液状化保証もございます。
『価値』あるテーブル
投稿日:2018年06月09日
健康づくりに大切なこと
投稿日:2018年06月06日
健康づくりに大切なこと。
その中のひとつとして私が提唱するのが、適切な住まいづくり=「断熱」の重要性です。住宅の断熱・気密性能は、室内の温熱環境の改善につながり、寒さに起因する疾病等を予防し、住む人たちの健康を維持する効果が期待できます。
健康維持がもたらす間接的便益(NEB)を考慮した住宅断熱の投資評価(日本建築学会環境系論文集第76 巻第666 号, 735-740, 2011 年8 月)において、高断熱・高気密住宅の居住者へのアンケート調査に基づき、居住者のさまざまな疾病における改善率を定量化した上、健康維持がもたらすNEB について金額換算することを試み、大規模なアンケート調査を行いました。
健康と密接した、健康住宅=「断熱」の重要性が、ここでも明らかになったのです。
*以下引用:
健康維持がもたらす間接的便益(NEB)を考慮した住宅断熱の投資評価・日本建築学会環境系論文集第76 巻第666 号, 735-740, 2011 年8 月)
断熱・気密性能と健康の関係は、各国の様々な既往研究で示されてきました。例えば、ニュージーランドにおいては2001 年から地元組織を通して各コミュニティから200世帯ずつ希望者を募集し、大規模な介入実証実験が行われました。
これは、断熱改修を行った住宅と行なっていない住宅における、室内快適性と居住者の健康状態(風邪、不眠など)の差異を定量的に調査し、住民の欠勤が減少し、主観的な健康感が向上したことを示しています。
そして日本においても、断熱・気密性能向上によって様々な疾病が防止される傾向にあることが示されています。
実際、東北地方を中心に高断熱・高気密住宅を対象として実施したアンケート調査では、室内温熱環境の改善により、風邪や肩こりなどの症状が改善され、居住者の健康にとって良い影響を示す効果を得ています。
また、人口動態統計を用いて、全国の死亡数と気象データと対応付けて関連性を分析したところ、冬期において自宅内で心疾患、脳血管疾患による死亡の危険性が増加することを示しました。
ただ、上記の示しを評価するには、高断熱・高気密住宅に転居した人に対して、大規模な調査を行い、網羅的に疾病の改善率を定量化することが必要となります。そこで、2009年11 月から2010 年1 月にかけて、戸建住宅への転居経験者を対象に、様々な種類の疾病について転居前後における有病状況の変化を問う全国的なアンケート調査を実施しました。(表1、図1)
このアンケート調査結果に基づき、住宅の断熱・気密性能の向上による居住者の各種疾病の改善率について分析することで、健康維持効果を定量化しました。アンケート調査の回答は、5,500 軒、19,164人から得られ、回答者の男女比はほぼ1:1 で、年代は10 歳代未満、30 歳代、40歳代の割合が大きかったものの、ほぼ全ての年代から回答が得られました。
アンケート調査の結果、住宅の断熱・気密性能の向上により、さまざまな疾病の改善が定量的
に示されました。
その結果、10 の疾病全てにおいて、改善傾向が明らかとなったのです。
身体のエネルギーの回転は、体が寒くなると鈍ります。そのため、予防として体を温める事が大事になります。体温を0.1度、上げるか下げるかが、非常に重要になってくるのです。
2月の終わりの寒い日、我が家の朝の寝室温度は6.2度でした。
以前から「寒い家だなあ」と感じていたものの、実際の温度の低さにビックリ。妻の血圧を上げてしまったのも、冬期のみではあるものの、呼び寄せて同居していた亡き母の呼吸器機能を低下させたのも、有機溶剤だらけの合板を使いすぎたのではないかと、深く深く後悔をしています。
住医学研究会と出会い、本物の家づくりを知り、リフォームを決心しました。
無垢材の床、塗り壁、そして断熱。
すると、その効果は如実に現れました。特に、夜はトイレに起きなくなったことが大きかったです。深く、眠れるようになったからです。
私のように、すでに家を建てられている方はリフォームという選択になると思います。ですが、費用がなかなか、、、という声も少なくありません。
しかし、下の表をご覧下さい。
断熱化するとエネルギーだけでの投資効果便益では、30年近くかかるものの、疾病予防を入れれば、10数年で投資効果が得られます。
高齢者の場合、断熱化で一年長生きすると仮定し、夫婦での年金獲得総額を考慮すれば、三ヶ月で元が取れるのです。断熱をはじめ、住医学研究会が推奨する、耐久性・自然素材にこだわった健康住宅。会話が弾み、美味しい食事をとって、リラックスができ、ぐっすり眠れる家。
そんな住宅に住み、日々の暮らしを大事にしたら、健康長寿でしあわせな人生がきっと送れることでしょう。
遮熱×断熱×調湿×透湿という4つの特徴を兼ね備えた理想的な断熱システム。
家の寿命を短くする原因は、見えない壁内で起こる結露。長く、安心して快適に住める家には、壁内の断熱材に加え、構造体の外側にも断熱材を設置することが重要です。
「0宣言の家」では、抜群の調湿性を持つ内断熱材、南極昭和基地にも使われる外断熱パネルにプラスして、
遮熱効果の高い塗料を外壁の仕上げ材として使い、外断熱パネルに熱を伝える太陽熱をカット。
壁内の急激な温度差をなくし、内部結露から家を守ります。