0宣言の家への取り組み
投稿日:2018年03月30日
0宣言の家とは
情報があふれる社会に生きる現代人。インターネットやメディア等を通じて流れ込んでくる情報は限りがありません。
しかし、その情報が正しいか間違っているかを知るすべは非常に少ないのが現代社会です。
住環境においても同様のことが言えます。
国が定めた有機化合物質の基準は最低限の基準であるがゆえにシックハウスは未だに進行し、
日本の地震大国のなかでの耐震性や日本の気候に適した断熱性・気密性、エネルギー効率など
すべてがそこに住まう人々の健康や安全につながる大きな要素であるにもかかわらず
住宅を購入する人々に明確な情報が与えられていない現状があります。
0宣言の家とは、氾濫する情報の中から正しい情報を抽出し、
その情報を基に工業化製品を一切使用しない具現化した真の健康住宅であり、次世代に残る家のことです。
0宣言の家への取り組み
第二次世界大戦後、住宅の工法や建材、耐震基準などハード面で大きな変化がありました。
住宅不足により安価で早く大量に住宅の供給が必要とされ、
そのため早く組み立てられる資材が活用されることになり、
ビニールクロスや化粧合板、集成材などが当たり前のように使用されてきたのです。
しかし、住宅供給が優先されることにより住宅のほとんどが工業化製品を使用し、
高気密・高断熱と謳われる室内空間はまるでビニールハウスと化してしまいました。
その結果、密閉された空間に資材から揮発する化学物質が放出されることによるシックハウス症候群など
大量の住宅供給を引き換えに健康への悪影響が顕著化して、現在に至ります。
そうした中、これまでの大量供給を優先した家づくりに疑問を抱いた名誉顧問である澤田升男が
提唱する真の健康住宅「0宣言の家」を全国に広めたいと考え発信しました。
これまでの家作りが本当に住まう人々のためになるのか疑問を抱いていた設計事務所や工務店が
この0宣言の家に共感して全国から集まる、医師や大学教授の協力のもと
住まう人の健康を追求するため住医学研究会が誕生したのです。
0宣言の家では
これらは使用しません!
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合板
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集成材
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サイディング
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ビニールクロス
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木工ボンド
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防虫畳
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化粧合板
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防虫防腐剤
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シロアリ駆除剤
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グラスウール
家に使用する建材や断熱、奇跡の杉といわれている愛工房の杉、生体エネルギーなど人の健康を脅かしたり、
長持ちしないような建材を一切使用しない住むだけで健康になれる住宅を追及しています。
また、0宣言の家では全棟VOC検査や断熱性能検査、放射能検査、防音検査など
住まい人に寄り添い見える化したことも特徴です。
その他、東日本大震災や熊本地震に見られるように安全性能も追求し木造2階建て住宅(200㎡未満)では
義務付けられていない構造計算を全棟、設計時に実施しています。