自然界にあるものは、すべてが一定の規則正しさの中にあるのではなく、不安定にゆらいでいます。
●自然界のものはすべてゆらいでいる
そして、この不安定さが人に心地よさを与えているということをご存知ですか?
たとえば、わたしたちの鼓動を例に取ってみましょう。
手首に指を当てて脈を測ってみると、時々速くなったかと思うと、またゆっくりになったりと、決して等間隔ではないことが分かるでしょう。
わたしたちの体のリズムも「ゆらぎ」になっているのです。
また、波の音を聞いてみましょう。
ざっぱ~んと打ち寄せる波の音も決して等間隔では訪れません。
少し間があくかと思うと、次の波音は立て続けに訪れたり、規則性があるようでないような音が繰り返されることに気づかれるように思います。
これも秩序と無秩序の間、つまり「ゆらぎ」の状態なのです。