無垢」と「純粋」の違い
投稿日:2018年07月16日
無垢」と「純粋」の違い
「無垢」の意味②と③によく似た意味を持つ言葉に「純粋」があります。
この二つの言葉に違いはあるのでしょうか? まず「無垢」意味②の方を比較してみます。
「無垢」…「心身が清らかで汚れのないこと」 「純粋」…「邪念や私欲のためにするところがまったくないこと」
ほとんど同じですね。 「無垢」の方は「まだ何も施されていない様子、一切の汚れや濁りがなく清らかであること」
そして「純粋」は「邪念や私欲(=損得勘定や私利私欲)などの悪い考えや感情が混じっていないこと」です。
「無垢」は赤ちゃんや子供などに多く使われますが、「純粋」は大人にも使われます。
「純粋であろう」とすることは出来ますが、「無垢であろう」といった感情すら「無垢」であれば生まれないということです。
次に「無垢」意味③の方を比較してみます。
「無垢」…「混じりけがないこと、雑多なものが混じっていないこと」 「純粋」…「混じりけがなく純粋であること」 これは同じ意味ですね。
「金無垢」も「純金」も、一切混じりけのない金ということです。
「無垢」の類語
○純一無雑(じゅんいつむざつ) 意味:混じりけがないこと、純粋で偽りや邪心がないこと
○純一 意味:混じりけのないこと、そのさま ○無雑 意味:混じりけがないこと、純粋なこと
○醇(じゅん) 意味:まじりけのないこと、もっぱらなこと、人情があついこと
○純真 意味:けがれのないこと、心に邪念がまったくないこと
○純情 意味:素直できれいな心のこと、そのような心を持っているさま
○ピュア 意味:混じりけのないさま、清純なさま