自然のリズムと調和した生きかたⅡ
投稿日:2018年09月13日
自然のリズムと調和した生きかたⅡ
秋は、【成熟・豊かさ・受容】の季節。実ったことや手にしたことなど、人生の豊かさに意識を向けることに適した時期です。
日照時間が短くなるとともに、徐々に活動のペースを落として、自分の内側に目を向けていくとよいでしょう。
自然界は、成長→成熟→死、というサイクルが目立つので、いつもより繊細な気持ちになったり、感情的になることもあるかもしれません。
芸術や読書などを通して、自分の感性を磨くのもよいですね。
活動的に過ごした春・夏を通して得たものを振り返ってみるなど、立ち止まって省みる時間を持つことをおすすめします。
旬を迎える食べ物も多く、特に根菜類を摂取して、エネルギーを落ち着かせ、身体をあたためてい来ましょう。
美味しいものが多いので、消化器官に負担がかかりやすいのも事実。
食べ過ぎには注意しながら、恵みの季節を楽しみましょう。
冬は、【内向・地固め・静寂】が輝く季節。1年の振り返り、目標設定など、広い視野で人生を見つめ、いま現在の整理、これからの準備をすることに適した時期です。
また、自然のリズムと、現代社会のライフスタイルのギャップが一番大きな季節でもあります。
自然界では多くの動植物が「眠り」に入り、休息に専念しますが、人間界では、クリスマス・お正月・バレンタインなど、イベント行事が多く、パーティーをして、たくさん食べたり飲んだりする機会が増えますよね。
本来は、活動量を下げ、人と関わる頻度も抑え、自分自身の内側に目を向けることに適している時期。
寒さが増すと心身がこわばり、体温の低下に比例して免疫力も下がり、内臓の働きも通常より落ちやすくなります。
予定がたくさん入っている方は、身体を温める・根菜類を多く摂る・しっかり睡眠時間を確保するなどして、体調管理をしましょう。
私は、自然のリズムをより意識して生活するようになって、以前より楽に過ごせるようになったことを実感しています。
また、世界一周に出て、より自然に近い中で生活するようになって思うのは、本当に人間は自然の移り変わりに影響を受けているんだ、ということ。
特に、光と気温の変化によって、自分自身の体調がすごく変わることを実感しました。
そして、日が昇ってくると、分かりやすく頭も身体も起きて、活動的になれるのです。
頑張る自分も素敵だけど、「自然の一部の繊細なわたし」も大事にしてあげて、毎日を健やかに、豊かに過ごしていきましょう。