今後「震度6弱」の地震が起こる可能性が高い地域は…?
投稿日:2018年09月08日
今後、30年以内に「震度6弱」の地震が起こる可能性が高い地域は…?
今後30年以内に“震度6弱以上”の揺れに襲われる確率は、どこでどれくらいあるのか……誰もが気になるところではないでしょうか。
日本政府の地震調査委員会による最新データを地図に色分けして落とし込んだ「全国地震動予測地図」が6月26日(火)に公表されました。
まず、昨年から大きく変わった点として注目したいのは、北海道。
今回、千島海溝沿いに超巨大地震が差し迫っているという研究結果を反映させた結果、今後30年以内に北海道東部で震度6弱以上の地震が起きる確率が大きく跳ね上がっています。
例えば、釧路は昨年から22ポイント上昇の69%、根室は15ポイント上昇の78%と高い確率に。
そして、気になるのが首都圏です。
今後30年以内に震度6弱以上の揺れが発生する確率が最も高いのは、千葉市で85%。このほか、横浜市も82%と高い確率となっています。
一方、東京は意外にも48%という予測結果でしたが、これは、基準点となる都庁付近の地盤が比較的固いことが理由。
例えば、羽田空港の国内線第一ターミナルは80.5%、江東区・東雲駅付近は82.1%など、埋立地を中心に震度6弱以上の揺れの確率は高いことがわかります。
今回公表された最新予測を盛り込んだ地震の発生確率は、国の研究機関「防災科学技術研究所」のWebサイトから、住所や地図でピンポイント検索できます。
自分が生活する場所の最新の地震の確率を調べて、備えが十分かどうか再確認しておきましょう。